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Mad_Press

本ブログはアングラサイエンスをテーマに、日本のマスコミではなかなか報じられない薬物関連を主とした最新の研究成果やニュース、その他geekな記事等を紹介しています。これは飽くまで読者の知的好奇心の充足や、公共の利益となる知識の共有を意図してのことであり、 断じて薬物製造、乱用を含む如何なる犯罪もこれを奨励するものではありません
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大麻とMDMAの組み合わせで作業記憶により大きな障害
"Co-administration of THC and MDMA (‘Ecstasy’) Synergistically Disrupts Memory in Rats"
(「ラットにおいてTHCとMDMAの同時投与が相乗的に記憶を阻害」)

2005年発表の論文。
ラットにTHC(大麻の麻薬成分)とMDMAを同時投与したところ、単独投与の場合よりも作業記憶への障害が強く現れたとのことです。
この障害が一時的なものか永続的なものかは分からないとのこと。




要旨拙訳
3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン (MDMA,'Ecstasy’)と大麻は西洋社会で最も一般的に使用されている違法薬物の内の2つであり、たびたび組み合わせて使用される。組み合わせた場合の認知能力や行動への影響はほとんど調べられていない。本研究では二重Y字型迷路を試験課題として用い、一般的な人の使用量の元で、MDMAとΔ-テトラヒドロカンナビノール(THC,大麻の主要な精神活性物質)の、ラットの記憶能力への急性影響を調べた。
実験1(低量投与)ではTHC 0.25mg/kgとMDMA 1.25mg/kgの、単独投与と同時投与の影響を調べた。この量ではMDMA,THC共に単独投与での作業記憶への影響はなかったが、同時投与では有意に作業記憶を阻害した。
実験2(中量投与)ではTHC 0.5mg/kg、MDMA 2.5mg/kgの、単独投与と同時投与の影響を調べた。この投与量ではMDMAの単独投与では影響はなかったが、THCの単独投与では作業記憶が障害を受けた。また、MDMAの単独投与での影響はなかったものの、THCとの同時投与ではTHCによる障害を悪化させた。
実験3(大量投与)ではTHC 1mg/kg、MDMA 5mg/kgの単独投与と同時投与の影響を調べた。MDMAの単独投与による障害はTHCの単独投与によるものより少なかったものの、どちらも単独投与で有意な作業記憶の障害をもたらした。この投与量での同時投与は行動に大きな支障をもたらした。このためY字型迷路での成績の低さを記憶要因に帰することができなかった。
総合すると、これらの実験はTHCとMDMAの同時急性投与によって引き起こされた、相乗的な作業記憶の障害をを示した。
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