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放射性元素コバルト60の回収劇
今年10月、米国防総省のホワイトサンズミサイル射撃場において、放射線源であるコバルト60が、貯蔵所と放射線実験施設を結ぶ圧空配送菅(昔の書類配送システムのようなもの)の途中で止まってしまい、回収不能になる事故がおきていたことが分かった。

コバルト60は食卓塩の小瓶くらいの大きさの筒に入れられていた。その量はわずか30秒で近くの人間を死に至らしめるほどの量であり、放射線防護服を着ても近くに近づくことはできなかった。
当初、配送菅の圧力を上げることで筒を押し出すことが試みられたが失敗に終わった。

そこで、サンディア国立研究所から爆弾処理用のロボットが用意された。この遠隔操作ロボットには、ロボットアームの他、ドライバやドリルが装備されており、筒の回収に最適に思われた。
しかし1つ問題があった。ロボットがコバルト60から放たれる強い放射線に長時間曝されれば、ロボットの電子回路が破壊されてしまう。暴露時間は50分が限界と推測された。このため、回収作業は時間との戦いとなった。

配送菅内でシーソー型の分配器が異常な方向を向いており、これにコバルト60の入った筒が引っかかっていた。ロボットに取り付けられたドリルを用いて配送菅に穴を開け、この分配器を正常な位置に戻すことが試みられたが、失敗に終わった。
次に、分配器の蝶つがいの部分に穴を開けることが試みられたが、筒を押し出すために用いられた高圧のため分配器が変形してしまっており、これも失敗に終わった。

この時点でロボットの暴露時間は90分に及んでいた。
彼らはロボットを一旦回収しようとしたが、すでにロボットの電子回路が放射線のため壊れてしまっており、遠隔操作による回収が不能となった。そこでロープをロボットに引っ掛けて引っ張ることでロボットは回収された。

修理の後、再度ロボットが送り込まれた。
今度は、ロボットのドライバーを用いて配送菅のパネルを取り外し、筒を回収することが試みられた。
しかし、ロボットのドライバーをパネルのネジにうまくはめる為に取り付けられたプラスチップ性の部品が放射線のために溶けてしまい、またもや失敗に終わった。
金属性のドライバーに取替えた後、再度ロボットが投入され、ようやくパネルを取り外し筒を回収することができた。

放射線のため作業員は頭痛を抱え、指の爪はぼろぼろになってしまったという。

(Via GeekPress)

News Source:
"Robotic heroics at radiation lab"(news@nature.com)
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