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MDMAによる一時的な記憶力の低下 | main | 1リットルの無水アルコールを飲んだ男
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MDMAとメタンフェタミンのカクテルの危険性
MDMAとメタンフェタミンのカクテルは、相互作用により単独の場合よりも強い神経毒性を示すようだ。

シドニー大学のケリー・クレメンスらは、ラットに対して、一回の投与を
・MDMA単独 4mg/kg
・メタンフェタミン単独 4mg/kg
・MDMA 2mg/kg + メタンフェタミン 2mg/kg
の3パターンで、二時間の間隔をあけて毎日4回、10週間の投与を行った後、ラット脳内(前頭前野、線条体)のドーパミン濃度とセロトニン濃度を調べた。
その結果、MDMA、メタンフェタミン単独の場合よりもMDMA、メタンフェタミン同時投与の場合の方が、ドーパミンとセロトニンの濃度に、より大きな減少が見られた。

また、面白いことに、一日の4回の投与を
・最初の二回はMDMA 4mg/kg 、残りの二回はメタンフェタミン 4mg/kg(MDMA→メタンフェタミン)
・最初の二回はメタンフェタミン 4mg/kg 、残りの二回はMDMA 4mg/kg(メタンフェタミン→MDMA)
の2パターンで行ったところ、MDMA→メタンフェタミンの場合には、ドーパミン・セロトニン濃度が、同時投与の場合と同程度か、より大きな減少を示す傾向にあった一方で、メタンフェタミン→MDMAの場合は同時投与の場合より同程度か、より小さな減少を示す傾向にあった。

MDMAとのカクテルで相乗的な毒性を示すものとしては他に大麻、カフェインがある。

Reference:
"MDMA (‘Ecstasy’) and methamphetamine combined: Order of administration influences hyperthermic and long-term"
Kelly J. Clemens, Jennifer L. Cornish, Kong M. Li, Glenn E. Hunt, Neuropharmacology 49 (2005) 195-207

関連記事:
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