アングラサイエンス系ニュース、記事、論文の紹介

Mad_Press

本ブログはアングラサイエンスをテーマに、日本のマスコミではなかなか報じられない薬物関連を主とした最新の研究成果やニュース、その他geekな記事等を紹介しています。これは飽くまで読者の知的好奇心の充足や、公共の利益となる知識の共有を意図してのことであり、 断じて薬物製造、乱用を含む如何なる犯罪もこれを奨励するものではありません
本ブログから得られた知識により読者が如何なる被害を被ろうとも、当方は一切の責任を負いません。
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中枢神経作用物質のLD50
物質名                LD50
Methamphetamine   ラット(経口) 29 mg/kg
Amphetamine     マウス(経口) 22 mg/kg
Cocaine       マウス(経口) 99 mg/kg
MDMA         ラット(腹腔) 49 mg/kg
Heroine       ラット(静脈) 22.5 mg/kg
Morphine      ラット(経口) 335 mg/kg
LSD         マウス(経口) 880 mg/kg
Mescaline       マウス(経口) 880mg/kg
Psilocine       ラット(静脈) 75 mg/kg
Psilocybine     ラット(静脈) 280 mg/kg
Ibotenic acid     マウス(静脈) 15 mg/kg
DMT          マウス(腹腔) 47 mg/kg
Ephedrine    ラット(経口) 600 mg/kg
Codeine    ラット(経口) 427mg/kg
Caffeine       ラット(経口) 192 mg/kg
Nicotine      ラット(経口) 50 mg/kg.
Lobeline       マウス(経口) 107 mg/kg
Thujone       ラット(経口) 500 mg/kg
Myristicin      ラット(経口) 4260 mg/kg
Eugenol        ラット(経口) 1930 mg/kg
Bufotenine      マウス(腹腔) 290 mg/kg
Adrafinil       マウス(経口) 1950 mg/kg

参考:Dictionary of Organic Compounds
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| 化学物質情報 | 19:37 | トラックバック:0コメント:0
覚せい剤を合成する木 ~ブラックブラッシュ~
いわゆる覚せい剤のメタンフェタミンは、1893年に薬学者・長井長義(エフェドリン・ナガヰの)によってマオウに含まれるアルカロイド-エフェドリンから合成された。
なんと、このメタンフェタミンを自力で合成する植物が存在する。
アメリカ・テキサス州やメキシコに自生するネムノキ科アカシア属の低木、ブラックブラッシュ(学名Acacia rigidula Benth.)である。
ブラックブラッシュは、メタノール抽出物に対して数ppm程度と僅かであるがメタンフェタミンを含む。
他にも、アンフェタミン(数ppm)、メスカリン(数ppm~数十ppm)、DMT(数百ppm)、ニコチン(数十ppm)、ドーパミン(数ppm~数十ppm)等を含み、さながらドラッグのデパートといった感じである。
(ドーパミンは血液脳関門を通れないので普通に摂取しても中枢神経には作用しないが。。。)

参考のため、ブラックブラッシュの主な含有物質(メタノール抽出物)を以下に示しておく。

--------------------------------------------------------
    成分       含有量(ppm)早期/晩期
--------------------------------------------------------
N-Methylphenethylamine    2314.6 5264.8
Tyramine                459.1 1237.6
N-Methyltyramine          237.4 1237.6
Phenethylamine           872.3 1135.7
Pipecolamide             872.8 978.2
N,N-Dimethylphenethylamine 123.6 724.5
N,N-Dimethyltryptamine     323.8 568.4
3-Methyl-2-pyridinamine     341.5 567.3

Amphetamine              6.7 11.8
Methamphetamine           - 12.4
Mescaline                 3.4 27.5
N,N-Dimethyltryptamine(DMT) 323.8 568.4
Nicotine                  45.8 152.4
Dopamine                  0.5 8.2
--------------------------------------------------------

参考文献:
BA Clement, CM Goff, TDA Forbes, Phytochemistry Vol.49, No 5, pp1377-1380 (1998)
"Toxic amines and alkaloids from Acacia rigidula"
| 薬草 | 19:36 | トラックバック:0コメント:0
本当に銃で鍵を壊せるのか?
"The Box O' Truth #5 - The Locks O' Truth" (The Box O' Truth)

映画でよくある、銃で鍵をぶっ壊して開けるシーン。
上記の記事では、南京錠を様々な銃で撃って、これが実際に可能なのか検証している。
結果は以下のとおり。普通の拳銃では難しいようだ。

■ターゲット MintCraft 2インチ積層型南京錠
■射撃距離 約5m

-使用した銃・弾-      -結果-        
▼拳銃
9mm弾         少しへこむ    開錠せず
9mm JHP弾       少しへこむ    開錠せず
45口径ACP弾      少しへこむ    開錠せず 
44 Magnum+240gr JHP弾 かなりえぐられる 開錠せず 変形により開錠不能

▼ライフル
AR+XM193弾       貫通       開錠せず
FAL+Australian M1A2弾  下半分が吹っ飛ぶ 開錠せず

▼ショットガン
12番ゲージスラグ弾    ほとんど吹っ飛ぶ 開錠!

(Via geekpress)
| 未分類 | 19:35 | トラックバック:0コメント:0
人体ハック!
ってほどじゃないですが。。。

"18 Tricks to Teach Your Body" (Men'sHealth)

・喉がムズムズするときは耳をかけ!
・トイレを我慢しなければならないときはエロいことを考えろ!
・注射の時は咳をすれば痛みが和らぐ!
・鼻が詰まったときは舌を口内の上部に押し当てて、眉の間を指で押せ!
・歯が痛いときは、氷で手の裏の親指と人差し指の間をこすれ!
・酔ってフラフラするときは手を何か安定したものの上におけ!

(Via boingboing)
| クラック | 19:34 | トラックバック:0コメント:0
サーモグラフィーを用いた錠破り
"Cracking safes with thermal imaging" (lcamtuf.coredump.cx)

何かを触ると、体温によって触った部分の温度がわずかに上がる。
この温度変化はサーモグラフィーを用いると可視化できる。
つまり、サーモグラフィを用いることでどこを触ったかが分かるわけだ。

上記の記事ではこれを、暗証番号式のロックの解除に応用可能かどうかを
実際にサーモグラフィーを用いて検証している。
キーを押す時間はほんの一瞬だが、サーモグラフィーでははっきり温度変化が確認でき
ている。キーの材質によるだろうが、キーを押して大体5分から10分くらいまでなら
温度変化が確認できるようだ。
また、ただどのキーが押されたかが分かるかだけでなく、温度の違いで押された順番までもある程度予測できるようだ。
押されたキーを識別する方法としては他に、キー表面にあらかじめ、押された際に跡が
残る物質を塗布しておく方法があるが、この方法の場合、押された順番までは分からないため
例えば4桁の場合、最大4!=24回の試行が必要になる。

このサーモグラフィを用いた手法に対する、即実行可能な対策としては
・暗証番号以外のキーも触る
・指で押さないで、室温のものでキーを押す
といったことが考えられる。

(Via geekpress)
| クラック | 19:33 | トラックバック:0コメント:0
エフェドリンとメチルエフェドリンの代謝速度
以下のグラフは、エフェドリン(25mg)とメチルエフェドリン(20mg)の、単独投与後の各成分の尿中濃度の時間推移の例



"Metabolites of ephedrines in human urine after administration of a single therapeutic dose."
Tseng YL, Shieh MH, Kuo FH, Forensic Sci Int. 2005 May 7
のデータより
| ドラッグ | 19:32 | トラックバック:0コメント:0
カフェイン併用がMDMAの神経毒症状を悪化
"Caffeine promotes hyperthermia and serotonergic loss following co-administration of the
substituted amphetamines, MDMA(‘‘Ecstasy’’) and MDA (‘‘Love’’)"
j.neuropharm.2005.08.006(doi:10.1016)

2005年の論文

MDMAは高体温症を引き起こし、この時の体温上昇のレベルが高いほど神経毒性(セロトニン濃度が減少)が高まるという研究結果がでています。(ただし高体温がセロトニン濃度減少の本質的要因ではない)
この論文では、マウスにおいてカフェインの併用がMDMAによる高体温症の症状を悪化させ、
セロトニン濃度をより低下させた、また、死亡率を増加させたと報告しています。
| ドラッグ | 19:32 | トラックバック:0コメント:0
化学物質:ビククリン ~GABA-A拮抗薬~

和名:ビククリン
英名:Bicuculline
CAS番号:485-49-4
CAS名: [ R- ( R*,S* )]-6-(5,6,7,8-Tetrahydro-6-methyl-1,3-dioxolo[4,5- g ]isoquinolin-5-yl)furo[3,4- e ]-1,3-benzodioxol-8(6 H )-one
分子式: C_20 H_17 NO_6
分子量: 367.36
組成: C 65.39%, H 4.66%, N 3.81%, O 26.13%.
融点:215℃/177℃
可溶性:ベンジン、クロロホルム、酢酸エチルに可溶。アルコール、エーテルにわずかに溶ける。
分類:アルカロイド
含有植物:
・Fumariaceae/ケマンソウ科 (Papaveraceae/ケシ科)
     ・Dicentra Bernh./コマクサ属
        ・Dicentra cucullaria (L.) Bernh. (Dutchman's Breeches/ツノコマクサ)
        ・Dicentra formosa (Haw.) Walp (BLEEDING HEART/ハナケマンソウ/アメリカコマクサ)
     ・Adlumia Raf. ex DC./アドルミア属
        ・Adlumia fungosa (Ait.) Greene (Allegheny Vine)
     ・Corydalis DC./キケマン属
薬理作用:GABA-A受容体に拮抗

~The Merck Indexより
| 化学物質情報 | 19:31 | トラックバック:0コメント:0
マウスのΔ9-THC誘因性認知障害はGABA-A拮抗薬のbicucullineにより解消される
"Δ9-THC-induced cognitive deficits in mice are reversed by the GABA-A antagonist bicuculline"
Psychopharmacology 178 2-3 (2005) 317-327

2005年の論文。
以下は当方による要約です。

<内容>
Δ9-THCによる認知障害がGABA系を介して引き起こされるとの仮説を検証するため
マウスのΔ9THC誘因性の認知障害に対するbicuculline(GABA-A拮抗薬)とCGP 36742(GABA-B拮抗薬)
の効果を調査

<方法>
マウスに対して、THC単独投与、bicuculline単独投与、THC+bicuculline同時投与、CGP 36742単独投与、THC+CGP 36742同時投与の各パターン
で投与を行い、Morris 水迷路試験とT字迷路試験の成績を各投与パターンで比較

<結果>
bicuculline(GABA-A拮抗薬)→記憶障害は解消(THC単独投与の場合より有意な好成績)
CGP 36742(GABA-B拮抗薬)→記憶障害は解消されず(THC単独投与の場合と同程度の成績)

<結論>
実験結果は、すくなくともマウスに関しては、GABA-A受容体がΔ9-THCによる認知障害において重要な役割を果たしていることを示唆している
| ドラッグ | 19:30 | トラックバック:0コメント:0
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