アングラサイエンス系ニュース、記事、論文の紹介

Mad_Press

本ブログはアングラサイエンスをテーマに、日本のマスコミではなかなか報じられない薬物関連を主とした最新の研究成果やニュース、その他geekな記事等を紹介しています。これは飽くまで読者の知的好奇心の充足や、公共の利益となる知識の共有を意図してのことであり、 断じて薬物製造、乱用を含む如何なる犯罪もこれを奨励するものではありません
本ブログから得られた知識により読者が如何なる被害を被ろうとも、当方は一切の責任を負いません。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| スポンサー広告 | --:-- |
リモートコントロールされるサイボーグ虫
敵地の偵察のため蛾を飛ばす、そんな時代がくるかも知れない。
米国防高等研究計画局=DARPAは現在、昆虫をコントロールする研究に資金提供を行っている。
その資金提供先の一つであるコーネル大学のBozkurt教授らの研究チームは、蛾に電極を取り付け
羽の動きをコントロールすることに成功した。(Ref.1,2)

研究者らは、筋肉に信号を送るための電極、マイコン、電池を備えたわずか500mgのモジュールを
製作した。そしてこれを蛾の蛹に差込み、電極が羽を動かす筋肉となる部分と接触するようにした。
成虫の蛾にモジュールを差し込んだ場合、組織を破壊してしまうが、蛹の段階で差し込むことにより、成虫になるまでに組織が再形成され、各器官の働きを失うことなくモジュールと組織を一体化でき、十分な電気的・機械的結合が得られるという。
この技術は早期変態挿入技術=Early Metamorphosis Insertion Technology (EMIT)と呼ばれる。

このようにしてつくられた成虫の'サイボーグ蛾'に、電極を介して羽の筋肉にパルスを与えることで、
羽を動かすことができた。左右の羽の筋肉に別々にパルスを与えることで左右独立した動きをさせることができ、また、パルスの周波数を変えることで、羽ばたきの速さも変えることができたという。

ここでその映像を見ることができる。映像では蛾が電線につながれた状態で実験をしており、無線で飛行をコントロールする映像は入っていない。また論文(Ref.1)においても無線飛行を実現したとは述べられていないが、すでに実現しているか、そうでないにしても近いうちに実現すると見られる。

他にも、同じくDARPAから資金提供を受けているカリフォルニア大学の佐藤教授らの研究チームは、EMITにより電極を埋め込んだカブトムシの飛行制御に成功している。(Ref.2,3)

この技術は軍事利用だけでなく、災害時の捜索活動における利用等、平和利用も大いに期待できる。
しかし、以前リモートコントロールされるネズミの映像を見たときもそうだったが、
自分の意思と関係なくコントロールされる動物をみると非常に悲しい気持ちになる。

References
1. A.Bozkurt,et al.,"MEMS based Bioelectronic Neuromuscular Interfaces for Insect Cyborg Flight Control"
21st IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems (MEMS 2008), Tucson, AZ, January 2008, pp. 160-163


2. Jessica Marshall,"The cyborg animal spies hatching in the lab",New Scientist,06 March 2008.

3. H.Sato,et al.,"A cyborg beetle: Insect flight control through an implantable, tetherless microsystem"
21st IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems (MEMS 2008), Tucson, AZ, January 2008, pp. 164-167
スポンサーサイト

テーマ:サイエンス・ニュース - ジャンル:ニュース

| その他 | 02:38 | トラックバック:0コメント:0
ネズミは匂いを立体的に感じる
"Rat brain 'can smell in stereo'"(BBC NEWS)

ネズミは、嗅覚の信号を左右別々に、つまりステレオ処理しているらしい。
つまり、音を聞いたときにどこから聞こえてきたか分かるのと同じように、匂いを嗅いだとき、どこから匂ってきたか分かるということだ。

以下、記事の拙訳

インドの専門家が、齧歯類の脳にある嗅球の神経細胞の90%が、左からきた匂いと右からきた匂いに異なる反応をすることを発見した。

この研究の詳細はサイエンス誌の最新号に掲載されている。

ラットは、匂いの元を性格に突き止めるのに、1,2回嗅ぐことしか要しないとバンガロールの農業科学大学の研究チームは報告している。

ラットにとって、"一度匂い嗅ぐ事は、匂いの正体と立体的な位置を含む、知覚的に完全な嗅覚世界の写真をとることだ"とRaghav Rajanとその共同研究者はサイエンスに書いている。

研究者らは、実験用ラットに右もしくは左から噴霧された匂いを嗅がせるために、ラットの鼻を、おりにある穴につっこませた。

匂いが左から来た場合、ラットは左側のスポイトをなめることで、報酬の水をもらうことができる。右から来た場合も同様である。

ラットはわずか50ミリ秒で匂いがどちらから来ているか性格に判断することができた。

研究者らは、ステレオ嗅覚はラットに進化的な利点-エサや捕食者の位置をより速く正確に突き止めることができる-を与えていると話す。

| その他 | 19:18 | トラックバック:0コメント:0
資料映像(クラスター爆弾、バンカーバスター)
資料映像

バンカーバスター
http://video.google.com/videoplay?docid=-8004939475654186765
http://video.google.com/videoplay?docid=-8652529923080801232

クラスター爆弾、バンカーバスター、etc...
http://video.google.com/videoplay?docid=-5285326491350673543
| その他 | 03:12 | トラックバック:0コメント:0
アルミ缶で作ったスターリングエンジン
"SFA Stirling Engine Project"

意外に速い。扇風機くらいにしか使えなさそうだが。

(Via hack a day)
| その他 | 21:36 | トラックバック:0コメント:0
大人でも脳細胞は成長する
"MIT researcher finds neuron growth in adult brain"(BrightSurf.com)

脳の劣化が著しい自分としてはかなりうれしいニュース

一部訳

一般に大人の脳細胞は成長しないと思われているが、MITピカワー学習記憶研究所の研究者は
専門誌Public Library of Science (PLoS) Biologyの12月27日号で、実際には成熟した脳において
神経細胞の構造的再構築が起こっていると報告している。

この発見は、いつの日か新しい細胞を成長させ、病気や骨髄損傷-今は亡きクリストファー・リーブ
を活動不能にしたようなもの-によって傷ついた細胞と取り替えることが可能であることを意味している。
(略)
「変化の規模は発達の臨界期間の間よりもかなり小さいが、変化が起こっているという事実は驚くべきことだ」
(略)
「さらに、この成長は脳の使用と関係しており、そのため大人においても、頭は使えば使うほど強固なものとなりえる」
| その他 | 02:11 | トラックバック:0コメント:0
| ホーム | 次ページ

プロフィール

worldofnothing

Author:worldofnothing
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック

月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
理系ニュースブログ
理系ニュースサイト
植物成分・化学物質データベース
論文データベース
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。